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原爆ドームの前の姿、広島県産業奨励館を蘇らそうと言うプロジェクトをはじめて何年になるだろう。水面上映会、市民が行う被爆60周年記念事業59+1など振り向いてもらおうと様々なプレをしたが、30億とも50億とも言われる本体のプロジェクトは私にとっては事が大きすぎるため、中々、本腰を入れてという感じにならないでいた。そんな中「こりゃ行けるぜ」といった気分になったのは、TBSのロケセットと大和のロケセットを見てからだ。 それは「男たちの大和」のセットが6億、TBSのセットが1億2千万と聞いたことで、思いは確信へと変わった。ムシカ復元が3千万、レトロバス復元で4千万集めた広島である。原爆ドームの等身大のセットを作るに1億2千万の金が集まらぬはずはない。ただ、それよか、このプロジェクトなら企業の協賛や個人の寄付に頼らなくてもできると思う。いや、それどころか儲けを出すことも可能ではないかと思っている。 考えてほしい大和のセットに50万人の人が押し寄せているのである。破壊前の原爆ドームと消え去った町が等身大でよみがえるとなると20万人は固い。500円で20万人、それだけで1億は集まる勘定だ。加えて、これは映画のセットとして使ってもらうものである。映画制作会社に1ヶ月いくらでレンタルすれば良い。テレビドラマを作るのに1億2千万、大和で6億出すのが映像業界である。1ヶ月5千万で貸し出すとなると飛びついてくることだろう。ただセットの貸し出しだけではつまらない。映画関係者に自由に使ってくれというのもありだが、セットと共にヒロシマのエピソードを売り込むのである。「おりずる」というタイトルでサダコ物語もいいだろう。昭和21年の大晦日、ムシカで行われた第九のレコードコンサートも泣ける話だ。悲劇の建築家ヤンレツルの産業奨励館建設物語などドイツが載ってきそうだ。 ロケセットとこれらエピソードを持って、東京に映画関係者を集めて「映画作りませんか」とプレゼンテーションすれば、それだけで世界ニュースだろう。加えて原爆ドームだけでなく破壊された街そのものをセットとはいえ、ヒロシマ市民が想いをこめ実物大で蘇らせるプロジェクトはアメリカに対する痛切な嫌味にもなるだろう。アルジャジーラはもちろん、フランスのルモンドあたりも取り上げてくれるかもしれない。夢は広がる一方だ。 最近、面白そうな人に会えば「どないでっしゃろ」とこの話をしている。昨日もアニメーション創発会議の企画提案の場面があったので無理やり発表した。アニメーションと関係ないじゃんとあきれた人もいだろうが、会議終了後、すぐさまビエンナーレの関係者と中振連の人が「面白い」と声をかけてきた。「そうでしょ。よう聞いてくれました」と熱っぽく切り替えしたのは言うまでもない。
by oyakatu01
| 2005-12-13 08:22
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